<やまとなでしこ>DVD Vol.3&4


第8話まで。


最初に「やまとなでしこ」を観た時、わたしのベストシーンは第5話にありました。中学校の同窓会の場で、洋服を汚してしまった桜子さんが、ファッションブランドの社長になっていた同級生の宮脇君から、新しい洋服をもらう場面です。お化粧室で着替えて、鏡に映った自分に向って、首を右に傾けながら「ラッキー」と微笑むシーン。


テレビの前で悲鳴をあげました。きゃああああーっ!!かわいいーっ!!


だからその場面がまた観られるのをとっても楽しみにしていました。やっぱり、やっぱり、かわいかったぁ。なにあれ。信じられない。信じられないかわいさ。わたしのほうがちょっと尋常ではないとは頭ではわかっていても、でもわたし、なんでみんなが一番かわいいと思う女優がななちゃんではないのか、不思議で仕方ありません。誰も彼も全員、ひとり残らず、ななちゃんが一番かわいいと思うのが当然のような気がします。だってあの笑顔、自然に生まれたものじゃないですよ、きっと。メイクは本人の意思とは関係ないとしても、口の開き具合、歯の見せ方、首を傾ける角度、まぶたの幅、目の閉じ方、目尻の柔らかさ、頬の上がり方。自分の顔が一番かわいらしく見える笑顔。それを練習しているかどうかは知らないけれど、ななちゃんがそれを「知っている」ことは間違いないことのように思います。そして、それを心得ているにも関わらず、それらがすべて「自然さ」の中に収まっているという女優力。しかもそれが神野桜子というキャラクターにすっかりハマってしまっているという事実。完璧です。


「ラッキー」以外でも完璧な笑顔のシーンはたくさんあるのだけれど、あの場面は、セリフともあってるし、首を傾けてるし、そう、なんといっても鏡を見てるから。テレビカメラに向って笑っているのではなくて、ななちゃん自身が鏡に向って笑顔を見せているところをテレビカメラが撮っている、というシーンなのです。だからかどうかわからないけれど、わたしにはより完璧な笑顔に見えたし、より自然にも見えたのだと思います。



やまとなでしこ(3) [DVD]

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やまとなでしこ(4) [DVD]

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