『その可能性はすでに考えた』井上真偽

その可能性はすでに考えた (講談社文庫)作者:井上真偽講談社Amazon事件当時、少女は小さな村で暮らしていました。住民の数は33人。31人の大人と、少女と、高校生くらいの少年だけです。33人全員がそれぞれの仕事を割り当てあれ、家畜を飼って、ほぼ自給自足…

『メルカトルと美袋のための殺人』麻耶雄嵩

メルカトルと美袋のための殺人 (集英社文庫)作者:麻耶 雄嵩集英社Amazon 本格ミステリファンにとっては有名な探偵だそうです。メルカトル鮎。めるかとるあゆ。そして事件の語り手は、メルの友人である美袋三条。みなぎさんじょう。「美袋」の読み方をなかな…

『掃除婦のための手引き書』ルシア・ベルリン

掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集 (講談社文庫)作者:ルシア・ベルリン講談社Amazon もしもわたしが映画を撮るのだとして(たぶん撮らない)、コインランドリーでの一幕があったなら、洗濯が終わるのを待つ登場人物の手には必ずこの本を持た…

『現代日本政治史』大井赤亥

現代日本政治史 ――「改革の政治」とオルタナティヴ (ちくま新書)作者:大井 赤亥筑摩書房Amazon 安保法制で何をもめていたのか未だによくわかっていない、くらいの政治知識量の人が読んだ感想文です。本書の目的のひとつは、現代日本における「政治の対立軸を…

『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』島田荘司

漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件 (光文社文庫)作者:島田 荘司光文社Amazon 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 コミック 全4巻セット作者:島田荘司,嶋星光壱秋田書店 Amazonとても楽しい小説でした。作家・島田荘司の読書家ぶりが伝わってくるような作品でした…

『人間腸詰』夢野久作

人間腸詰 (角川文庫)作者:夢野 久作KADOKAWAAmazon 人間腸詰、って。。やめましょうやめましょう、想像せずに読みましょう。想像せずに読めば案外スラリと楽しめます。全8編の短編集。登場人物も場所も繋がりのないそれぞれ別の話で、下手なたとえをすると、…

『一の悲劇』法月綸太郎

一の悲劇 (祥伝社文庫)作者:法月綸太郎祥伝社Amazon 小学一年生の男の子が誘拐されます。しかし犯人が身代金を要求したのは、別の家族でーー。身代金を要求された家族と、我が子が誘拐された家族。物語の語り手は身代金を要求された側の父親で、この人物が身…

『私はあなたの瞳の林檎』舞城王太郎

私はあなたの瞳の林檎作者:舞城 王太郎講談社Amazon全3編の短編集3編とも、大人ではない年齢の男女が主人公で、「教室」から線をめいっぱい伸ばしていった広がりで舞台もできていたように思います。物語は登場人物たちの晴れ晴れとした会話に推進されて、恋…

『少年』川端康成

少年(新潮文庫)作者:川端康成新潮社「お前の指を、腕を、舌を、愛着した。僕はお前に恋していた――。」裏表紙の作品概要がこの調子で始まるので、肉感的な物語を想像しましたけれども、思いのほか清々しかったです。彼らの抑えがたい衝動を吸収するのに、さ…

被害報告

みなさん、聞いてください! わたし花粉症で2月頃からずっと、コンタクトレンズを入れられなくて、毎日眼鏡をしてたんです。毎日ずっとです。 5月になって、ようやく昨日からコンタクトレンズにしたんです。 クラゲ、気がつかないんです! アイメイクが変わ…

どうぶつとうふドーナツ

旅行先で見つけて、かわいいなと思ったのを、衝動買いです。 ペンちゃん。 他にも、ニャンちゃんとか、ワンちゃんとか、ガオちゃん、ヒヒーンちゃん、チューチュー、コブちゃん、ブーちゃん、などがおりましたが、わたしはペンちゃん。 なんの動物か全部当て…

クラゲソーセージ

クラゲソーセージを食べました。 クラゲの入ったソーセージ、 ではありません。 クラゲの作ったソーセージ。 焼いただけじゃないですよ。作ったんです。自家製。 おいしくできました。(毎日やってくれたらいいのに。ぼそっ。) ところで。 わたしは料理だけ…

仲間入り失敗

日本モンキーパークに行ってきました。 サルにも仲間入りできる稀有なアライグマであることをお見せしたかったのですが、 威嚇されました。 仲間入り果たせず。 いつの日にかまた挑戦したいと思います。

どちらでしょう

愛知県犬山市にある「野外民族博物館リトルワールド」に行ってきました。 どっちかがクマで、どっちかがアライグマです。 わっかるっかな、わっかるっかな、はてはてくまー。 とても満喫してきました。がお。

Line教えてください

つい最近、ホールで新しいアルバイトの女の子が勤務を始めて、初出勤日から二日目のことでした。 賄いを食べ終わったあと、彼女とわたしとふたりで後片付けをしていると、キッチン社員のレオンチーナ(Leoncina:子ライオン)ちゃんが近づいてきて、まだ会って…

ヨーダ君

クラゲが名づけました。「ヨーダ」と。 由来は、クラゲが「よだれ受け」にするから、です。 アライグマ柄のクッションカバーを見つけたクラゲが喜んで買ってきてくれたので、さぞや大切に使ってくれるのだろうと、本家アライグマのわたしも嬉しい気持ちでい…

文鎮

文鎮が欲しかったアライグマです。あけましておめでとうございます。文庫本を開いたままにしておけるような小さめの文鎮が欲しくて、半年くらい探していました。なかなか見つからなかったのです。 困ったときのぐるぐる検索で「文鎮・短い」とか「文鎮・半分…

Merry Christmas 2018

森の小屋のクリスマスケーキです。 ふたりで食べます。 う。ひっくり返してしまった。。。 「こっちを食べようかな」と、クラゲがひっくり返ったほうのお皿を取ろうとしたので、「いえいえ、わたしがこっちを食べます。クラゲにはイチゴがちゃんと上に乗って…

イチョウ

ある朝、いつものように花園ハイツを出ると、建物の前のイチョウの木に貼り紙がしてありました。 お知らせ皆さまに長年愛されてまいりました街路樹ですが、このたび街路樹再生指針に基づき、高木を撤去することになりました。 順次、撤去工事を行って行って…

明かりの点く製品はすべて「電気」

正しくない「名称」を使うと、クラゲに言い直されるアライグマです。こんばんは。 たとえば、 「捨てるのってここにある電球?」と聞くと「電球じゃなくて蛍光管ね」とか。 「あの毛布とってくれない?」とお願いすると「毛布じゃなくてタオルケットね」とか…

東海地方は「愛岐三」

日本全国がいくつかの区分に分けて表示されたとき、わたしはその中身がいまいちよくわからないことがあります。 まあ、北海道は間違えませんけれども。 東北の中身、関東の中身、中部の中身、関西の中身、中国の中身、あやしいあやしい。そこから、東海、近…

置時計の不思議

毎朝同じ時間に家を出る規則正しいアライグマです。こんばんは。出勤時間が同じなのだから、家を出る時間も同じで当然だと思うのですが、以前はそんなこと、していませんでした。どうしてしていなかったのか、している今となっては謎ですけれども、でもして…

賄いがオムライスだった日

この日の賄いはオムライス。帰るときにキッチンへ顔を出すと、別の顔がこっちを向いていました。 きゃー、かわゆいー。なにこれー。 って、オムライスの余ったライスで作ったおむすびです。見ればわかります。 カサレッチェ(Casarecce:パスタの名前です)君が…

夏休みとは

AmazonのPrimeミュージックで、2017年のランキングを選んだら、何曲目かで知らないいい曲が聴こえてきたから、耳を傾けていたら、 「キミのいない世界など、夏休みのない8月のよう」 と歌っていた。 ふつーの日ってことじゃん。と思ったわたしはおばさ、いえ…

餅は切り餅

母親のタツコさんから電話がかかってきて、「うーぶちゃん、お餅いる?」って言うから、「うん、いる。」って答えたら、思ってたのと違うのが届いて驚いている。 ひとりっこ育ちのうーぶは、餅と言ったら切り餅だと思ってるから、まさかロール巻きで届くとは…

キッチンタイマーグマ

炊飯器をキッチンタイマーの代わりにしているアライグマです。こんばんは。お米を炊かないときの炊飯器は時刻を表示していますので、たとえば10分計りたいと思ったときに表示が20時15分だったら、20時25分を待つのです。お米を炊いているときは「炊き上がり…

52+3円切手

毎年年賀状を、手書きで書いているアライグマです。こんにちは。 ボールペンでもなく、サインペンでもなく、フリクションでもなく、かといって墨と硯まで用意する意気込みはなく、ぺんてる筆で書いています。ペンペン。毎年とにかく面倒なので、って面倒だな…

50円切手

ハガキの郵便代が62円になった今、50円切手の使いにくさといったら、もう。 春のオーラも出てるし。 春夏秋冬使えるように、遠山の金さんの12円切手がほしい。

コノハンキャンプ

クラゲのお勤めする会社、「切株会社コノハン」の社内キャンプに行ってきました。 社内キャンプと申しましても、定例行事などの本当は行きたくないと思っている人がたくさんいる会ではなく、酔っ払って騒ぎたいだけの飲んだくれが集まる、いや失礼、仲間との…

今日は冒険の日

大変お久しぶりです。うーぶです。そういえばわたしうーぶだったなぁと、いまここで思い出しているくらい長いことうーぶから遠ざかっておりましたが、ひとまず戻ってまいりました。パソコンの画面に向かって自分の文章を書くのもずいぶん久しぶりのことで、…