Line教えてください


つい最近、ホールで新しいアルバイトの女の子が勤務を始めて、初出勤日から二日目のことでした。


賄いを食べ終わったあと、彼女とわたしとふたりで後片付けをしていると、キッチン社員のレオンチーナ(Leoncina:子ライオン)ちゃんが近づいてきて、まだ会って二回目の彼女に「Line教えてください」と、笑顔で元気よく言いました。


アライグマは傷つきました。


わたしには一年経った今も、一度も聞いてくれなかったのにっ!!しかも隣りにいるのにっ!!ひどいっ!!


と、カサレッチェ君に翌日泣きついたら、「じゃあ、うーぶさん、とりあえず僕に教えてくれませんか?」って。


アライグマは喜びました。


カサレッチェ君、ありがとう!!レオンチーナには、聞かれてももう教えてあげません。


あんにゃろめ。

ヨーダ君


クラゲが名づけました。「ヨーダ」と。


由来は、クラゲが「よだれ受け」にするから、です。


アライグマ柄のクッションカバーを見つけたクラゲが喜んで買ってきてくれたので、さぞや大切に使ってくれるのだろうと、本家アライグマのわたしも嬉しい気持ちでいたのですが、クラゲがコタツに寝転がったときの枕用に使われているこのクッションは、必ずといっていいほど毎度よだれをこぼされてしまいます。


「アライグマをよだれ受けにするな!」と訴えたら、「ヨーダだから大丈夫」と、名前をよだれ由来にされてしまいました。


今日もはしっこにこぼされました。

文鎮


文鎮が欲しかったアライグマです。あけましておめでとうございます。

文庫本を開いたままにしておけるような小さめの文鎮が欲しくて、半年くらい探していました。なかなか見つからなかったのです。
困ったときのぐるぐる検索で「文鎮・短い」とか「文鎮・半分」で調べたら、出てきたのは文鎮の半分の長さだけれどわたしが欲しいサイズの倍の文鎮で、「文鎮・4分の1」とか「文鎮・半分の半分」で調べたら、欲しいサイズの倍の文鎮も出てこなくなりました。もはや「分銅」でもいいかと思ったくらいでしたが、あったあった、展覧会を見に出掛けた博物館の物販コーナーで、見つけました。


かぼちゃ。


の形をした文鎮。



「文鎮・半分」で出てくるわけないですな。
もう少しで分胴を買うところでした。よかった。


とても気に入っています。

Merry Christmas 2018


森の小屋のクリスマスケーキです。


ふたりで食べます。


う。ひっくり返してしまった。。。


「こっちを食べようかな」と、クラゲがひっくり返ったほうのお皿を取ろうとしたので、「いえいえ、わたしがこっちを食べます。クラゲにはイチゴがちゃんと上に乗ってるのをあげるね」と言ったのを「アライグマ優しい。」とクラゲは喜んでいましたが、実はひっくり返ったケーキのほうが大きかったことは内緒です。イシシ。


メリークリスマス。
また来年。

イチョウ


ある朝、いつものように花園ハイツを出ると、建物の前のイチョウの木に貼り紙がしてありました。

お知らせ

皆さまに長年愛されてまいりました街路樹ですが、このたび街路樹再生指針に基づき、高木を撤去することになりました。
順次、撤去工事を行って行って参りますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。


なんとまあ。切られてしまうのか、このイチョウ。あるいは根こそぎにされてしまうのか。なんとまあ、なんとまあ。


「皆さまに長年愛されてまいりました」と書いてあっても、「いや、言われるほど愛した覚えもございませんが」と思うものの、この木が人間の手で大地から切り離されてしまうことを想像するとできればやめてほしいと思うので、それはやはり「愛」と呼べそうな気持かもしれません。


いつもそこに立っていた木が切られるというのは、そういうことなのでしょう。


いやしかし「撤去」ってどうするのだろうか。と思いません?イチョウですからね。作業員総出で寄ってたかってって、そんな木じゃありませんよね。切り倒すにしても、引っこ抜くにしても、どんな作業になるのか見当がつかなくて、いったいどうするんだろう、と貼り紙を見てからは毎日経過を気にしていました。そしたらある日、こうなってました。



え。うそでしょ。と言いましたよわたくし。声に出して。この世のものとは思えない、って言ったら大袈裟でしょうけれど、初めて見ると驚く。信じられなくてちょっと笑ってしまったくらいです。もうちょっと低い位置で切られていて、切株みたくなってたら「あーあ」で済んだけれど。
どうせ切るなら切株に見える位置で切ってよ、と思うものの、もちろん理由があっての高さなのでしょう。


この状態のまま、ひとつきが経ちました。
毎日、服を着ていないマネキンを見たときのような気持ちになります。

明かりの点く製品はすべて「電気」

正しくない「名称」を使うと、クラゲに言い直されるアライグマです。こんばんは。


たとえば、


「捨てるのってここにある電球?」と聞くと「電球じゃなくて蛍光管ね」とか。
「あの毛布とってくれない?」とお願いすると「毛布じゃなくてタオルケットね」とか。
「こたつに座ったら眠くなっちゃって」と話したら「こたつ布団ははずしたから今はテーブルだけどね」とか。
「青くてきれい」と感激してたら「青じゃくてあれは緑だね」とか。とかとか。


言い直されるわけです。そのたびにわたしは、むむむーとなります。どうにも悔しいので、以後、電球は「電気」と言い、毛布は「布」と言い、こたつは「台」と言い、青は「色」と言う、という対抗策を使ってきました。しかしチャンスがあればいつか仕返ししてやるぞ、と思っていました。そしてついにそのときがやってきました。


なんとクラゲとしたことが「エスカレーター」を「エレベーター」と言い間違えたのです!!これはなんたる失態!!うひょーっとアライグマは喜んだわけです。


喜色満面言ってやりましたとも。「エレベーターじゃなくて、エスカレーターね、うしし。」と。


でもそうしてみて知ったことは、言い直されるクラゲよりも言い直すクラゲのほうが似合ってるし、言い直すアライグマよりも言い直されるアライグマのほうが似合っているということでした。悲しいかな、そういうことってありますよね。「エレベーターじゃなくてエスカレーターね」なんて、自分で言ってて口幅ったい感じがしましたし。


悔しい気もしますが致しかたありません。アライグマのことをレッサーパンダと言い間違えたらそのときは考え直しますけれども、そうでなければクラゲの言い間違いは聞き逃そうと思います。


とともに、アライグマは断固として、明かりの点くすべての製品を「電気」と言い、大判の繊維製品はすべて「布」、と言い続けます。

東海地方は「愛岐三」

日本全国がいくつかの区分に分けて表示されたとき、わたしはその中身がいまいちよくわからないことがあります。


まあ、北海道は間違えませんけれども。


東北の中身、関東の中身、中部の中身、関西の中身、中国の中身、あやしいあやしい。そこから、東海、近畿、北陸、瀬戸内となると、さらにあやしい。どころか、そういえばわたしは「首都圏」もあやしい。北関東と南関東も、考えてみれば知らないや。はは。


そんなあやしいだらけの地方区分の中で、なんともわかりやすい地域があることに、今日始めて気がついたのです。


「甲信越


なんてわかりやすい!甲府の甲!信州の信!越前だか越中だかの越!(←調べたら甲は甲斐、越は越後でしたが、新潟だと思ったのは当たっているので結果オーライ)
こんなにわかりやすい区分名は他にない!


山梨県の天気を調べる機会があって、それで気がついた次第です。
他の地方も頭文字にしたらいいのに。東海地方は「愛岐三」かな。読み方は思いつかないけど。