シミケンと永田が帰ってきた!


明治安田生命J1リーグ戦、現在最下位のモンテディオ山形を、熱中夢中応援中のアライグマです。こんばんは。チームのリーグ戦、直近5試合のスコアは、


(山形) 1−3 (新潟)
(山形) 0−3 (名古屋)
(山形) 0−0 (川崎)
(山形) 1−3 (鳥栖
(山形) 0−3 (鹿島)


の、0勝4敗1分で、負けた4試合のすべてで3失点しているという結果です。応援は勝つためにするものですから、わたしの応援も敗北しているわけです。ぐやじい。


さて、鹿島戦のあとリーグ戦は2週おやすみで、先週と今週で、リーグ戦とは別の天皇杯の試合がありました。「天皇杯」はトーナメント方式で勝ち進んで行く大会なので、一度負けたら終わりです。モンテディオ山形は1回戦で「山形大学医学部」との対戦に勝利し、昨日が2回戦でした。対戦相手は明治安田生命J2所属クラブの「カマタマーレ讃岐」です。


モンテディオ山形は昨シーズン、J2からJ1に昇格しました。昇格の立役者となったのは、なんといってもゴールキーパー山岸範宏選手です。昇格を賭けたプレーオフの準決勝で山岸選手が決めた決勝ゴールは、モンテディオ山形のサポーターのみならず、多くのサッカーファンを驚かせ、サッカー関係者にも衝撃を与えました。事実、ゴールキーパーがヘディングでゴールを決めたのは、Jリーグ史上初のことで、サッカー番組、各メディアでも大きく取り上げられました。
そのゴールが名実ともに山岸選手をモンテディオ山形の顔にしましたが、彼はずっとモンテディオ山形にいたわけではありません。昨シーズンの途中からモンテディオ山形に加入した、言ってしまえば新参者の選手で、それまで山形には不動の正ゴールキーパーがいました。清水健太選手です。シーズンの途中で怪我をしてしまった清水選手の代わりに、急遽クラブは山岸選手を獲得したのです。その山岸選手が大活躍をして、モンテディオ山形はJ1昇格を果しました。


清水健太選手は怪我が治ったあとも、山岸選手から正ゴールキーパーの座を奪い返すことはありませんでした。そして、モンテディオ山形がJ1昇格を決めたあと、10年在籍したモンテディオ山形から別のチームへの移籍を決めました。清水選手が移籍したそのチームが「カマタマーレ讃岐」です。


話が長くなりました。


モンテディオ山形に10年在籍した清水選手は、タイミングもあり、サポーターの前で別れの挨拶ができませんでした。サポーターも、清水選手にお別れの挨拶ができませんでした。そのことは多くのサポーターにとって心残りでした。でもこうして機会が訪れました。カマタマーレ讃岐の正ゴールキーパーとしての清水健太が、ここ「NDソフトスタジアム山形」に帰ってくる!あ、ついでに、1年だけモンテディオ山形にいた永田亮太選手も帰ってくる!


この試合はスカパーでの放送がなかったので、現地を訪れていないわたしは、なにひとつ見ることが出来なかったのですが、試合はモンテディオ山形が3−1で勝利し、試合終了後には、清水選手と永田選手の山形サポーターへの挨拶がありました。その模様がYouTubeでアップされていたので、ここにリンクを貼らせていただきます。


<シミケン&永田 挨拶&胴上げ>

https://www.youtube.com/watch?v=Ubor48csv-E


シミケン、は清水健太選手の愛称です。


山形のホーム「NDソフトスタジアム山形」は、お世辞にもサッカー観戦に適しているとはいえない総合運動公園です。サッカーのピッチの周りを陸上のトラックが大きく走っていて、観客席からピッチまでが遠く、戦っている選手も小さく見えます。いつも、遠いし、見えないし、わかんないし、と思いながら、届け届け届け、この応援。と願いながら声を出しています。
でもこの動画を見ていたら、なんだこんなに近いんだ、と思ったのです。選手を応援する気持ちは、選手を歓迎する気持ちは、あんなに遠かった距離をこんなにも近くにしてしまうのだと、驚いたのです。応援てすごいな、と。



これからもたくさん応援します。