フラれました


先週、TSUTAYAでDVDを借りました。韓国映画僕の彼女を紹介します」。


わたしは公開当時に映画館でこの映画を観ました。作品自体を特別に気に入ったわけではないのだけれど、ワンシーンだけ思い入れがあるのです。主人公のギョンジン(チョン・ジヒョン)が、落石事故で川に落ちたミョンウ(チャン・ヒョク)を助けるシーンです。ギョンジンは意識を失ったミョンウを抱きかかえて、彼の名前を泣きながら叫び続けます。「ミョンウ」と。何度も。


その「ミョンウ」の響きがたまらなく切なかったのです。わたしはギョンジンが叫ぶ「ミョンウ」の音が本当に美しくて、それから数週間後にハングルを勉強しようと「ハングル読み書きドリル」を買ってきました。どうせ3日坊主なんだろうなと思ったけれど、3日だろうがなんだろうが、やらないよりはやったほうがいいのです。そして1ヶ月くらい続きました。そして今ではきれいさっぱり忘れました(本当にやらないよりやったほうがよかったんだろうか、という疑問が残ります)。でも主演のチョン・ジヒョンが叫んだ「ミョンウ」の音はやっぱり覚えていますね。


韓国映画はあまり肌に合わないであろう(と自他ともに認める)アート君  にその「ミョンウ」の音だけでも聞いてみてほしくて、借りてきたんです。



ところが。



映画のちょうど半分くらいのところで、DVDが止まってしまいました。「読み込みできません」と。「ミョンウ」にたどり着く前です。再生の仕方を変えたり、ディスクを取り出して拭いてみたり、何度か挑戦してみたけれど、やっぱりだめ。本体を疑ってみるけれど、他のDVDは問題なく映ります。しかたがないので、ディスクを取り替えてもらいに行きました。



そしてその夜。



止まってしまったとこから続きを観ようとしたら、またしても「読み込みできません」



がーん。。。




一度目は不運だったと思えても、二度目は宿命だという気がします。念のためにTSUTAYAでもう一度、取り替えてもらおうかと相談してきたのですが、店頭にある在庫ではやはり「読み込みができない可能性が確認された」とのことで、諦めました。




完全にフラれましたね、アート君。
「ミョンウ」の声が聞けないなんて。ああかわいそうに。




僕の彼女を紹介します 特別版 〈初回限定生産〉 [DVD]

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