膝蓋骨脱臼骨折の記録17 <退院日が決まるの記>

退院日は、4月23日(土)に決まりました。
その決定にあたって、退院後の治療とリハビリについて話がありました。


ひとつ、この病院でリハビリができるのはこの病院に入院している人だけである。
ひとつ、リハビリを目的に入院しつづけることはできない。


つまり、入院そのものが必要とされる人はこの病院でリハビリができるけれど、入院そのものが必要とされないわたしは、退院して別の病院でリハビリをしなければならない。
自分では適した病院を知らない旨を担当医に伝えると、わたしの住所の近くで探してくださるということだったので、医師からの連絡を待っていました。


ところが看護師さんとのお話では、この病院で手術をした人なら退院してからも通院リハビリできますよ、と言われ。


もぉー。


手術をする前のやりとりですでに芽生えていた医師への不信感は、約2週間の入院の間にも育っていましたが、ここでまた大きくなり、もっといえばこれから先もまだ膨らむことになります。


「この病院では、リハビリのためだけに通う患者を受け入れていない」けれど、「この病院で手術をした人なら、退院後も通院リハビリできる」というのは、院内の基本ルールだと思うのです。執刀医ならなおさら知ってて当然の情報だと思うのです。でもそんなことも知らないのです。そしてわたしは、この病院でリハビリが受けられるのだしても、今の足の状態では片道3000円使ってタクシーで通うしかないので、近くに病院があるならそちらに通うことも検討したいと伝えたのですが、家の近くで探してくれると言っていた病院は、結局紹介してもらえませんでした。その話のときの医師の様子は、通院リハビリができるとわかったら探すのが面倒になった、ようにわたしには映りました。


まあそれはわたしの悪い勘ぐりだとしても、近くの病院を希望するのがわたしのわがままだとしても、「手術した人なら退院後も通院リハビリできる」くらいなことは知っておいてくれ。


さて、どうやってこの病院に通えばいいものか、と考えている暇もなく、他の選択肢も思いつかなかったので、ではここで通院リハビリさせていただきます、とお返事しました。


そう決まったのが退院の2日前で、リハビリの先生とお会いしたのは次の日、つまり退院の前日でした。