膝蓋骨脱臼骨折の記録14 <手術後>

手術が終わり、ひとまず第一関門を通過です。といっても、わたしは関門が第二、第三・・・と続くとはこのときは思っていませんでした。これでおーしまいっ。あとは良くなっていくだけ。と思っていたのが、ここから8ヶ月、まだ戦いは続いております。んにゃろめ。


手術後、膝は包帯でぐるぐるに巻かれた上にニーブレスも装着されていました。手術の跡がどうなっているのか興味があったけれど、まだ見ることはできません。ちなみにニーブレスはマジックテープで留めてあるだけなので自分で取り外しできますが、基本的には装着を義務付けられましたので、寝るときも着けたままです。なので寝返りをうつのも大変窮屈ですし、はずしたからといって、動かせば痛いだけです。


三日後くらいに包帯は取れて、防水の透明テープに替わりました。膝全体をカバーできる大きさのシート型のフィルムみたいなテープ。便利なものです。これを貼ったことでシャワー禁止が解除され、手術から5日目くらいだったでしょうか、ようやくシャワーを浴びることができました。


興味のあった傷口はというと、写真を撮っていなくてご紹介できないので、抜糸後の状態をちっちゃく載せておきます。

右側の長い傷がメスで切ったところで、左側の膝下にある小さな傷がカメラが入ったところだそうです。
しかし「太い足だな」とわたしは思うわけですが、これはちょっと腫れているのです。ちょっとがどれくらいか、というのは、みなさまのご厚意ある推測にお任せいたします。


さて、入院は暇で退屈だと聞きますが、そんなもの到底アライグマの敵ではなかったことを、ここに申し上げておきましょう。なんといってもわたしは怠け者なのです。以前からうすうす気づいてはいたのですが、今回の入院でよりいっそう確信めいてまいりました。
入院中はたしかにすることがありません。なにもなくて暇なのですが、わたしには暇を堪能する才能があったのです!そして暇で怠けることを堪能していればそれなりに一日は終わるのです!
退屈などというのは、アライグマにかかれば有意義と同義!


かくしてアライグマは有意義な入院生活を送るのであった。