アライグマは確実な作業をする


ピアチェーレでは、その日の予約をスタッフ全員が携帯できるように、ポケットサイズの紙にプリントします。予約帳に記載されている内容を、間違いがないように、パソコンでパチパチ入力して、プリントアウトして、ポケットサイズに切って、みんなに渡します。これが、わたしの朝業務のひとつ。


確実な作業をすると評判のアライグマですが、評判が正しいとは限りません。今日はお客様の名前を間違えてしまいました。予約帳にはアオイ様と書かれていたのに、なぜかアサイ様と入力してしまい、スタッフには「アサイ様」で行き渡ってしまいました。


営業前に気がついたのです。「アサイ様」になっている自分の予約表を見て、あれ、「アサイ様」だっけ?と。予約帳を確認して「アオイ様」と間違えていることが判明しました。


「アオイ様」がご来店する前に、スタッフに訂正できたので、問題はありませんでした。



アサイ様ではなく、アオイ様。



間違えたことはよくないことですが(気がつかずにいたら、お客様に不愉快な思いをさせていたかもしれません。大変!)、でも営業前によく気がついたな、とも思っていました。さすがわたし、と。


がしかし、わたしのすごさはこんなものではなかったのです。


アオイ様は女性同士のお食事で、お会計が別でした。それぞれクレジットカードでの支払い。カードの渡し間違いがないようにお名前を確認すると、ひとりはもちろん「アオイ様」。そしてお連れ様が、なんと「アサイ様」。






わたしって、すごい。