卵のパックはどちらから開けるのが正しいのかの解答編
わが家で買っている卵です。
このパックを、
こっちから開けるのが正しいのか
そっちから開けるのが正しいのか
疑問に思っていました。
こっちから開けると、
中にある賞味期限の書かれた紙片が正面を向くのですが、
そっちから開けると、
賞味期限の紙片は逆向きになる上に、
ご覧のとおりで、よく見えません。
でも「そっち」はテープで、端っこが少し出ているから、開けるのが簡単なのです。「こっち」の開け口は、パックと同じプラスチックで、開けるときには端っこを少し爪でカリカリしないといけません。途中で切れてしまうこともあって、テープのようにピーっとうまくはいかない。
「そっち」のほうが開けやすいのだから、「そっち」から開けたときに賞味期限の紙片が正面を向くようにしてくれたらいいのに。と、わたしは思うわけです。にも関わらず、「こっち」を開けたときに賞味期限の紙片が正面を向くようになっているのには、何か理由があるはず。と、わたしは思うわけです。
でも考えてもわからなかったのです。
その疑問に、クラゲがあっさり解答を与えてくれました。
クラゲは言いました。生産者は、使うときのことは考えていないのだ、と。これは、商品が陳列されているときの仕様になっているのだ、と。
つまり。
「こっち」を前にして、商品を陳列したいのです。「そっち」は両端からテープがはみだしているから、見た目がよくない。たとえはみ出していなくても、テープ自体がそんなにすっきりした見た目ではない。しかも卵のパックは大量に、上下左右に積まれる商品です。そのパックのひとつひとつの両端からテープがはみ出していて、それが上下左右に積まれたら見苦しくなります。だから商品は「こっち」を手前にして置かれなければなりません。ということは当然、賞味期限の紙片は「こっち」を手前にしたときに正面を向くように入れられなければならないのだ、と。
このようにして。
わたしには目から鱗でした。うちのクラゲ、かしこい。