2015年最初の事件


新年あけましておめでとうございます。


まだまだ家の中の整理整頓に心砕いているアライグマです。


部屋もすっきり、心もすっきり、身体も十分に休ませてすっきり爽快!な、お正月を過ごそうとせわしく動いていたそのときに、今年最初の事件が起きました。本当にびっくりしました。


充電器をつないでいたシフォンちゃん(わたしの携帯電話のことです)のコードに足をひっかけて、老齢(9年9ヶ月)のシフォンちゃんを机の上から勢いよく落下させてしまいました。ぎゃあ、シフォンちゃん!!と、ここまではよくあることなのですが。

シフォンちゃんの無事を確かめるべく充電器からはずそうとすると、コード側の接続部が割れてしまっている。なんとまあ。嫌な予感。そっと手にとってコードを抜こうとするも、なんと、抜けない。コードが抜けない。

つながれたままのシフォンちゃんを操作してみると、ひとまず壊れてはいなさそう。でも、やはりコードは抜けない。ふえーん。


わたしはこれから常にこの充電アダプタとともにシフォンちゃんを持ち歩くことになるのか、コードがぶらさがったままのシフォンちゃんで電話をしなければいけないのか、そうか、そうすればいいのか、いや、そんなことでいいのか、とぐるぐる頭をめぐらせていたのですが、しばらくして、クラゲがはずすことに成功。クラゲ、すごい。すごい、クラゲ。


しかし、この充電アダプタはまだ使えるのか。使えなかったら、いまシフォンちゃんに蓄積されている電池が最後になってしまう。よし、はずせたんだから、もっかい差し込んでみよう。えいっ。


と差し込んだが最後、またはずれない。ぎゃあ。差し込めるけれどはずせない、という構造になってしまった。そんな確認はいらない、と思いながら、またクラゲにバトンタッチ。クラゲ、さっきよりも簡単にはずす。すごーい。最後にならなかった、よかった!



しかし、割れたままのアダプタを使うのはよくないだろうし、すんなりはずせないのも困るし、かと言って、いまこのシフォンちゃんに使用できるアダプタが販売されているかどうかもあやしい。あーついにシフォンちゃんとのお別れのときがやってきたのかと、シフォンちゃんを手放す瞬間が目の前にうっすらと見えたそのとき。クラゲが壊れた充電アダプタにそっくりなものをわたしに差し出してきたので、なにかの嫌がらせかと思ったら、それは以前にクラゲが使っていた携帯電話の壊れていない充電アダプタ。



半信半疑ながらも祈りをこめて、カチャリ。



と、シフォンちゃんの充電ランプは見事に点灯。うれしー。
あー、もう。本当にびっくりしました。シフォンちゃんとのお別れで始まる一年にならなくてよかった。クラゲが用済みの充電アダプタをポイっと捨ててしまう軽薄なクラゲでなくてよかった。しかし、このアダプタとはお別れします。


差し込めるけれどはずせない構造の充電アダプタ



みなさま、シフォンちゃんとともに、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。