とっても恥ずかしい50円
年に一度の4人同窓会。
高校のときの同級生なのですが、ひとりは東京、ひとりは大阪から、この同窓会のためだけにはるばる名古屋まで来てくれます。それがもう数年、続いています。
とても楽しい時間です。
でもいつもそうであるように、わたしは今回も、失態をおかしてしまいました。
あろうことか、支払額をまちがえてしまうという。。。。
わたしはぴったりの金額を伝票の上に置いたつもりでした。そして余裕で帰り支度をしていました。その間に先にレジに行って支払いを済ませようとしてくれた友人が、なぜかまたお財布を出しているではありませんか。なんで?と思ったら、わたしが出す分が100円足りてなかったー。待って待って、犯人はわたしです。わたしが出します。と慌ててお財布の中をじゃらじゃらするものの、こういうときに限って、ない。100円がない。50円しかない。
ふえーん、と思っている間に、いいよいいよって、友人が100円出してしまう。
やだやだと思いながらも、それ以外の解決法がとっさに思い浮かばなくて、そのまま甘えてしまう。
必死に謝りながら、50円差し出す。友人はいらないよ、と言うけれど、やだやだ受け取って。本当にごめん、と言って無理矢理渡す。すみません、ごちそうさまです。やさしい友人は、50円でごちそう様がもらえてうれしい、と言ってくれる。ああ、なんてやさしい。
でも、よくよく考えてみたら、いや、そんなによく考えなくても、1000円出してお釣りをわたしがもらえばいいだけのことなのです。ぴったり払う必要なんてまるでなかったのに、なんだかぴったりにしなくちゃいけないような気になっていて。ああ、なんてマヌケなわたし。
50円で友人ひとり、失わないことを願います。