【告白】チャットモンチー(3rd ALBUM)


チャットモンチーが大好きな人が身近にいるので、書くのにはいささかの覚悟が必要になるのですが、わたしは、わたしの文章を書くと決めたし、文章を書くということはすなわち覚悟をすることだと自分で決めたので、自分のルールに従って書きます。でないと、また書くのをやめることになってしまいます。


チャットモンチーのもっとも特徴的な音は、Vo.橋本絵莉子ちゃんの高音の歌声だとわたしは思います。ちっちゃな体から空間へと伸び上がってリスナーの胸へと広がっていく力強さとインパクト、それと共存している女の子としての、とびっきりのかわいらしさ。思わず抱きしめたくなる歌声、というのはたしかにあって、彼女の歌声はその最たる例ではないかとわたしは思います。


でもわたしはチャットモンチーの曲があまり好きにはなれませんでした。これでもけっこうな回数聴いたし、自分でも何度も歌ったし、橋本絵莉子ちゃんの歌声は、まさに上に書いたように感じることができるのだけど、楽曲として聴いたときに、わたしには彼女の高音が「必要以上に生かされようとしている」ように聴こえます。ものすごく安易な言い方をすると「その高音、いる?」と思うのです。高音が特に魅力的なヴォーカルなので、その魅力をふんだんに発揮させようということだとは思うのだけれど、わたしには、どーしても、(高音が)いらない曲の方が多い。


全13曲のうち、メロディーや歌詞の好き嫌いとは関係なく、彼女の高音がわたしにとって魅力的に響くのは、5曲目「CAT WALK」と13曲目の「やさしさ」です。あとは何度も聴いても、あまり馴染みませんでした。



告白

告白