<やまとなでしこ>DVD Vol.1&2


やまとなでしこ』のDVDを借りてきました。


やまとなでしこ』はななちゃん(松嶋菜々子)の代表作と言っていいのだと思います。少なくともわたしはそう思っています。


松嶋菜々子演じる国際線のスチュワーデス神野桜子(じんのさくらこ)が、お金持ちと結婚することを人生最大の目標として奮闘するコメディータッチのドラマです。


「お金」「お金」の桜子に対する評価(好き嫌い)がパックリ分かれた(特に男女間で)印象が個人的には強いのですが、まあ、桜子を介さなくても、庶民の強い関心事ではありますよね。愛とお金。


わたしは松嶋菜々子さんが大好きなので、ななちゃん演じる桜子さんが「お金」に走ろうが、「ルックス」に走ろうが、「ステイタス」に走ろうが、はたまたそれら全部そっちのけで「愛」に突っ走ろうが、「ななちゃんかわいいっ!」と歓喜して観るだけに違いありません。そうに違いないので、わたしが桜子さんを好きだと言っても、ななちゃんが好きなだけだろ、と思われるかもしれませんが、そして、ななちゃんではない人が演じた桜子さんを好きになるかどうかわからないのもまた事実なのですが、でも、ななちゃん演じる桜子さんが好きなことは確かな事実です。


わたしは正直に言って、お金だけで結婚相手を選ぶことはたぶんないのですが、でもそれが悪いことだと思っているわけではありません。お金が自分の幸せだと考えるなら、あるいはお金を持っていることが幸せへの近道だと信じられるなら、結婚相手をその経済力で選ぶことは、当然の帰結のような気がします。そしてわたしにも「お金が幸せ」だという結論に至る可能性が人生のどこかにあったのかもしれないなと思います。自分にとって何が大切かなんて、人生生きてみないとわからないじゃないですか。わたしはたまたま「とにかくたくさんのお金を持っていることが自分が幸せになれる必要条件だ」という結論に導かれることがなかったというだけで、その可能性はあったのだろう、と思います。そしてそれが悪い(悪くはないにしても、褒められたことではない)ことかというと、よくわからないのです。別に、お金が一番大切でもいいような気がします。


お金で買えないものは確かにあって、それは本当に希少で貴重なものだとわたしは思います。たぶん多くの人がそう考えているのだと思います。でも、お金でしか買えないものも確かにたくさん存在していて、それは希少で貴重ではないかもしれないけれど、お金があれば絶対に手に入るものです。絶対に手に入るものに安心や満足を求めるのは、安易ではあるかもしれないけれど、責められるべきことでもないような気がします。


まあ、桜子さんのは極端なんですけど。




当時、桜子さんのことを「あんな女、最低じゃないか」と言う男性の意見を、よく耳にしました。
これは本当に個人的な意見で、しかも桜子さんに負けないくらい極端なんですけど、わたし、そう言う男性たちを見て思ったんです。「この人は、お金で買えないものもきっと持ってない人だ」って。




失礼しました。続きも楽しみに観ます。



やまとなでしこ DVD-BOX

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