【マニフェスト】RADWIMPS (11th SINGLE)

ハ長調の曲ですね。ハ長調の単純（純粋とも言う）さにぴったりの、単純（純粋とも言う）な歌です。

僕が総理大臣になったら、
僕が総理大臣になったら、

と、ずーーっと歌っています。なんて歌っているか挙げてみましょう。

僕が総理大臣になったら〜♪

1．国民全員から一円ずつもらって、一億円の結婚式をする
2．一日を25時間にして、最後の一時間は、みんな、愛の営みのために使う
3．僕の家を終点にして君の家まで電車を走らせる
4．3の代りに日本国民一人ひとりの一番大切な人の誕生日を休みにする
5．君の誕生日を祝日にする
6．君を苦しめる全てのものを僕の全てをかけて苦しめて、最後はこの国から追い払う
7．僕らにまつわる全てのことを世界の歴史として刻んで、ひとつ残らず教科書に載せる
8．君を造り上げた両親に国民栄誉賞を贈る

ざっと、このような公約でございます。

マニフェスト4は「休み」なのに、マニフェスト5は「祝日」となっているところに、その他大勢の日本国民のひとりとして、憤りを感じます。
どれもこれも小学生なみの発言ですけれど（イマドキ小学生でも言わないような気もします）、いやでもこれがさ、楽しくていい曲なんだな、困ったことに。もうちょっとなんかないの！？と文句のひとつも言いたくなるけれど、何度も何度も聴いてるうちに、「ま、いっか」と思えます。誕生日は全員おやすみっ！いえーい。

ハ長調の単純さとストレートさと無邪気な明るさを存分に堪能した曲だと思うけれど、それで陳腐になったり、稚拙に感じられたりしないのは、うーん、なぜなんだと不思議に思っていたのですが、やっぱりそこはVo.野田君のアーティスト性の高さがきらりと光る部分があるからなのと、あとは楽器、ですね。もしかしたら「編曲」と言われるところの技術なのかもしれないけれど。
わたしはピアノ以外の楽器のことはまったくわからなくて、聴いていてもギターなんだかベースなんだかそれ以外のなんなんだか、きちんと区別できないのですが、この曲の、誰かが後ろで弾いてる何かの楽器の音が、とてもいいな、と思います。その楽器のメロディーだけで全然別の音楽が完成されているみたいです。

マニフェスト

ちなみに、わたしが一番好きな公約だけ、上に載せませんでした。