膝蓋骨脱臼骨折の記録11 <浮腫む、の記>
手術を決めてからの一週間は、入院の準備と心構えと。
に専念すればいいものを、モンテディオ山形を応援するべく京都まで遠征もしました。雨が降るという予報に怯えながら、松葉杖をついての強行です。
自宅から名古屋駅までタクシー乗って、
名古屋駅から京都駅まで新幹線乗って、
京都駅からスタジアムまでタクシー乗って、
帰りはその逆。
という、怪我でもしなければできない贅沢をいたしました。
とはいうものの、膝が曲がらないので乗り物も苦労いたします。
特にタクシーに乗り込むとき。どうしても、ちょっとだけ、けっこう痛い。
ほとんど乗り物で運ばれたので、この日いちばん長い歩行距離だったのは、スタジアムでタクシーを降りてから観戦席までだったでしょうか。試合開始の2時間前にスタジアムに着いたのに、席までが遠くて。途中何度も何度も休憩して、ぜーはーぜーはーしながら進んだのには、キックオフに間に合わないかとも思ったくらいでしたけれど。それは言い過ぎか。いくらなんでもスタジアム入口から席まで2時間はかかりません。でもたどりつけないかと思ったくらい松葉杖の足には遠かったです。しとしと降ってきた雨が傘いらずの小降りで済んだのには、胸をなでおろしました。
さて帰宅して驚いた(モンテディオ山形の負け方にも驚きましたが。ああ情けない!)のは、装具で固定していた左足が、パンパンに膨れ上がっていたことです。痛みはないけれど、足首のくびれがなくなって、くるぶしが埋もれている。
座りっぱなしや、立ちっぱなしなど、足を下に向け続けていると浮腫んでしまうのです。なるべく足を下に向けないよう気をつけていれば元に戻りますが、くるぶしが顔を出すまで、2日くらいはかかったように思います。
ちなみに、シャワーは浴びることはできますが、浴槽はまたげない(小さな段差でも杖なしでは跨げない)のでお風呂は無理。怪我をしたのが冬じゃなかったのは、まさに不幸中の幸い。それだけは日頃の行いの賜物であったと、自らに感謝いたしました。