ひとくち欲しい

レストランに食事に行って、相手が違う料理を選んだら、ひとくちもらいたいときってあるじゃないですか。


わたしはそんなにないんだけど、クラゲはよくあるんです。わたしの食べてるのが、ひとくち欲しい。


でもクラゲは「それひとくちちょーだい」って言わないんです。そうではなくて「これひとくち食べる?」って、自分の料理をわたしに勧めるんです。みなさま、わかっていただけますか?それはつまり、自分の料理をわたしに食べさせることで、次は自分がわたしの料理にありつこうという魂胆なのです!!自分があげれば、今度はわたしから「クラゲもこれ食べる?」って言ってもらえると思っているのです!!なんて姑息な!!


と思いながら、ひとくちあげます。それで万事円満。ふたりとも、ふたつの料理を楽しむことができます。だから取り立てて問題にしていませんでした。


ただし、このやり取りにはひとつだけ大きな欠点があるのです。クラゲがわたしの食べているものを食べたくない場合です。常にほとんど食べたがるくせに、たまーに食べたくないときがあるのです。すると「これひとくち食べる?」って聞いてくれないっ!!


クラゲの食べているものをあまり食べたがらないわたしも、この日は食べたかったのです。でもふと見たら、


からっぽっ!!食べたかったのにっ!!



このありさまをブログに載っけてやる!とカメラを向けたら、ピースをされました。にゃろめ。