紫陽花の国、長崎 vol.4
さて、今回の長崎観光のメインイベント(試合を除く)です。
軍艦島ツアー。
この船に乗って行きます。マーキュリー号。
よろしくね。
常盤ターミナルを出発して長崎港を渡り、船内ガイドを楽しく聞きながら、30分ほど揺られます。
と、見えてきます。あれ、あれ。
でん。
ででん。
でででん。
ちょっと離れて見てみましょう。
ふむふむ。
あれ?
これって、
何かに似てるような。。。
あーっ!
軍艦島だー!
じゃなかった、軍艦だー!!
と、いうわけで。このような姿から「軍艦島」と呼ばれるこの島は、正式には「端島(はしま)」と言うそうです。
もともとこのあたりは良質の石炭がたくさん採れる場所で、この端島も1800年代から採炭が行われていたそうです。1890年の三菱社の買収によって本格的な炭鉱施設となり、最盛期には周囲1.2キロ(面積6300平方メートル)のこの島に、5300人の島民が居住(1平方メートルあたり0.8人!?)、その人口密度は世界最大、当時東京の約9倍だとか。そのために学校や病院などの公共施設、映画館、旅館、寺社なども併設、過密な人口対策として、日本初の高層鉄筋コンクリート造アパートもここで生まれ、植物の少なさを補うべく、日本初の屋上庭園もここで誕生しているそうです。また「三種の神器」と言われた家電製品、テレビ、洗濯機、冷蔵庫の島内普及率も100%(全国ではまだ約10%)と、最先端技術がいち早く導入された場所でもあったようです。
しかし、石炭から石油へのエネルギー政策の方向転換のあおりを受けて、1974年1月に閉山、島民の一斉退去により、同年4月には無人島に。そしてそのまま廃墟へと。
という軍艦島。
こちらが参考文献。最初の写真でアライグマが持ってます。
- 作者: 黒沢永紀,オープロジェクト
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2013/08/01
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説明が終わったところで、vol.4 はおしまい。次回は上陸いたします。