melaちゃんの卒業
piacereで一緒に働いていたmelaちゃんが、2月末で退職しました。卒業です。
勤務の最終日、melaちゃんはわたしにこう言いました。
「本当にお世話になりました。uubさんがいなかったら、ここまでやってこれなかったです」と。
わたしはそういうのは慣れてなくて、「ああそうですか」とかなんとか、気の入っていない返事をしたのですが、「これは重い言葉ですよ」と念を押されました。
正直に書くと、「uubさんがいなかったら、ここまでやってこれなかった」と言われても、わたしはあんまり喜べません。わたし自身にその実感がないからです。わたしがいなくてもmelaちゃんはやっていけただろうと思う。わたしがいなかったら、もっと早い段階で辞めるようなことになっていた可能性もあるのかもしれないけれど、でもわたしではなく、別の人がいたら、melaちゃんはもっともっとこの仕事が好きになって、お店も好きになって、あるいは辞めずに続けていたのかもしれないとも思う。わたしは自分が、melaちゃんを支えていたとは思えない。melaちゃんを支えていたものは、きっと他のものだと思っている。
でも「uubさんがいなかったら、ここまでやってこれなかったです」というmelaちゃんの言葉は、わたしにとってはひとつの支えになります。卒業していく人たちはいつも、卒業したあともずっとわたしを支えてくれています。
わたしはmelaちゃんの支えになっていたとは思えないけれど、melaちゃんはこれから先もずっと、わたしの仕事を支えてくれます。どうもありがとう。