「長いあいだ」


uubの小屋というタイトルでブログを始めてから、6年半くらい経ちました。何度もやめようと思ったり、休止してみたり、そこまでいかなくとも更新が滞ったり、そのたびに頭を悩ませたりしました。


「小屋」では、わたしの心の中のことを、たくさん書きました。
「冒険」では、わたしの心の中のことは、あまり書かなくなりました。


わたしの内側ではなく外側に目を向けることが「冒険」を始めた目的だったのです。そして今も続いているこのブログを、わたしはわりと気に入っています(すごく気に入らないという気分になるときも、やはりあるのだけれど)。だから、本当はもっともっと書きたいと思っています。でも、なかなか更新できません。


原因は「時間がないから」ではないのです。書きたいと思うことがないのです。もっと正確に言うと、あれを書こう、これを書こう、と思って、何かしらの材料を持って帰ってきても、いざ書こうと思うと「書くほどのことじゃないか」と思って、結局やめてしまいます。この「書くほどのことじゃないか」というのが、わたしを少し悩ませています。なぜなら、以前は「書くほどのことじゃないか」と思わなかったことを、今は「書くほどのことじゃないか」と思うようになったからです。どうしてそう思うようになったのかは、わかりません。飽きたのかもしれないし、面倒くさいのかもしれないし、その両方かもしれないし、それ以外かもしれません。理由はあまり考えていないのだけれど、ともかくかなり多くのことを「書くほどのことじゃないか」と思うようになったのです。逆に言えば「これだけはどうしても書きたい」とか「これだけはどうしても言いたい」ということがなくなりました。怒っても、喜んでも、悲しんでも、楽しんでも、悩んでも、その気持ちや意志や決断や論理やメッセージを、自分から外側へ広げようという意欲が沸かなくなりました。「(言わなくても)まあいいや。」と思うことが多くなりました。


そのことは肯定的にも否定的にも捉えることができると思います。だからあまり気にしていません。気にしているのは、だから「書くことがない」ということです。ブログがごくごくたまにしか更新できないのです。これでは「冒険」が続きません。わたしは書きたいし、冒険を続けたいのです。


ようやくテーマを見つけました。


uubの小屋を始める前、まだタイトルも決まっていなかった頃に、約一週間だけ書いたブログがありました。アカウントを削除しているので、それはもうどこにも残っていないのですが、そのときわたしがやろうとしたことをもう一度やってみようと思います。


キーワードひとつ。それについて自由に書きます。長いあいだ忘れていたけれど、とてもいいタイミングでまた見つけることができました。


ちなみに今日のキーワードは「長いあいだ」。