べっぴんハンバーグ
今日の賄いはハンバーグです。
営業後、まだランチタイムの片付け中だったペンネ君が、そう教えてくれた時から、わたしはわくわくしていました。ハンバーグ。大好物というわけではないけれど、ハンバーグを作ってもらうのって、なんだかうれしくて。食べる人を喜ばせたいときにしか作らない料理のように思っているのかもしれません。
出来上がった賄いが人数分キッチン台にならんだのを見たときも、大変わくわくしました。わーい。
どのお皿にしようかな、これかなあれかな、と見比べていると(もちろん大差ありません)、ヴィテッロ君がその中からひとつのお皿をわたしに選んでくれました。
「うーぶさんには、これがいいですよ。これがいちばんべっぴんさんです。」
受け取ったお皿がこちら。
くずれちゃった目玉焼きもあった中、ヴィテッロ君がいちばんつやつやした目玉焼きのハンバーグを選んでくれました。
わーい。
まるで自分がべっぴんさんだと言われたかのような気持ちになったけれど、ああそうか、違うな、と思い直して、もぐもぐおいしく食べました。