母親のタツコさんが車で迎えに来てくれる手はずになっていました。
「19時くらいで大丈夫?」と聞くと、
「その前に1件行くところがあるけど、うん、ちょうどいいかな。」
「じゃあ、もし遅くなりそうだったら、連絡ちょうだい。」
そう話して電話を切りました。
そして、19時。
タツコさんから連絡はないけれど、念のために電話をしてみます。
「もしもし」
「はいはーい。」とタツコさん。
「こっちは終わったよ。いまどのあたりですか?」
「ちょうど、左に曲がったとこ。」
。。。。。
どこのひだりでしょうか。。。。
わたしは黙って待つことにしました。