ドラゴンボール3巻(其之三十〜其之四十四)


おひさしぶりです。ようやく3巻です。


ただ強いだけだった孫悟空が、「強くなっていく」始まりの巻です。


亀仙人こと、武天老師のもとで修行を始めた悟空とクリリン。ふたりは老師からさっそく「天下一武道会」への出場という目標を与えられます。「天下一武道会」は、その後も何度か戦いの場としての役割を担う、この漫画を代表するアイテムのひとつですが、初登場がこの巻です。第21回という設定。
その天下一武道会に向けて、ふたりは亀仙流武術の修行に勤しむことになります。約8ヶ月。早朝の牛乳配達に始まり、畑を耕し、工事現場のアルバイト、サメのいる湖で水泳、などなど。ページ数は少ないけれど、印象強いストーリーのひとつです。


余談ですが、ポール・オースターというわたしの大好きな作家の『ミスター・ヴァーティゴ』というこれまた大好きな作品があるのですが、この作品中にも主人公が師匠のもとで厳しい修行を行う場面が出てきます。ドラゴンボールよりもはるかに強烈で非人道的なのですが。わたしの大好きなオースターが、わたしの大好きなドラゴンボールを読んでこのシーンを書いたんじゃないか、と、ひそかに心躍らせております。


さて、記念すべき物語第一回目の天下一武道会。137人の中から予選を勝ち抜いた8人、本選の対戦表とともに名前だけ挙げておきましょうか。


第一試合 クリリン vs バクテリア

第二試合 ヤムチャ vs ジャッキー・チュン

第三試合 ランファン vs ナム

第四試合 ギラン vs 孫悟空


なつかしー。どれもこれも興味深く、楽しい対戦でしたね。でもわたしはやっぱり「ギラン vs 孫悟空」がいちばん好き。悟空ファンだから。グルグルガムで飛ばされちゃうあたり、ドキドキしちゃった。でも勝つんだー。ロン♪


この巻はトーナメントの2回戦、ナム vs 孫悟空の試合の途中まで。




DRAGON BALL 完全版 3 (ジャンプコミックス)

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