花葬(11th SINGLE)


ずいぶん長いこと放ったらかしにしてしまいました。カテゴリー「L'Arc-en-Ciel」。そして、この曲を改めて聴き直すのもずいぶんひさしぶりです。「花葬」。ラルクの11枚目のシングルにカウントされています。「HONEY」「侵食〜lose control〜」とともに、3枚同時発売されたときの一枚です。


3枚同時発売は話題になったし、中でも「HONEY」はラルクの中で最大の売り上げを記録する曲となりましたが、わたしは正直、どの曲もさほど夢中にはなりませんでした。どれか選ぶとしたら「侵食〜lose control〜」かな、と思っていた程度。「花葬」は、PVのインパクトは強いけれど、わたしはその映像があまり好きじゃない。


ただしラルクですから、魅力はもちろんあります。

ばらばらにちらばる花びら(雫は紅)


くるい咲いた夜に眠れぬ(魂の旋律)


同じ旋律のこの2箇所、抜群です。よくぞこのメロディにこの詞をのせてくれたと思います。それは、瞬間的に、この曲の世界をリスナーに理解させます。


でも改めて聴いて思うのは、今のhyde君が歌ったら、もっと、このときよりもさらにぐっと、艶なる歌声を披露してくれるのではないかと。当時のhyde君の声が、今のわたしの耳にはどうも硬く聴こえます。今のhyde君が歌ったら、そうだな、ちょうど「xxx」のような、柔らかさと伸びのある「艶」が、プラスされるのではないかと想像します。


この曲を作ったkenちゃんには、すでにそういうhyde君の歌声が聴こえていたんじゃないか。


なんてね。



花葬

花葬