アスラーダ君


愛車トマト君に新しいナビが搭載されました。





名前をアスラーダ君といいます。


その昔「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」というモータースポーツのアニメ番組があって、そこに登場するマシンから名前をもらいました。



わたしは運転できないので、運転手はもっぱらアート君なのですが、アート君はどこへ行くにも、地図を見たり、インターネットで調べたりすればきちんと行程を把握できるみたいで、あまり道に迷いません。だからアート君がナビが欲しいと言い出したとき(もうかれこれ半年以上前になるけれど)、わたしは我が耳を疑いました。引越しをして、エアコンも買って、冷蔵庫も買って、テレビも買って、ソファーも買って、DSをもっているにもかかわらずPSPまで買って、海外旅行も行って、指輪も買って、その他もろもろいろいろたくさん買って、さらに貯金してほしいとわたしに頼むくらいなのに、この上ナビも欲しいだなんて。なぜだ。全然道に迷わないし、自分で地図見ればスイスイ行けるのに、なんでわざわざナビゲートしてほしいのだ。なぜだ。なぜなんだ。Why?


お金かかっても必要なら買えばいいと思うけれど、別に必要ないじゃん。とわたしは言ったのですが、それでもどうしても欲しいらしくて(アート君は必要だの一点張り)、ついにアート君念願のナビを購入とあいなりました。



アスラーダ君です。



わたしは、ああこれで、お出掛け前にアート君がはりきって地図を見たり、インターネットで調べたりしている姿を見ることもなくなるのだと思いました。いつもあんなに楽しそうだったのに、と。あーあ。


そう思っていたら、アート君からこのセリフ。


「ああこれで地図を見たり、インターネットで調べたりする必要がなくなる。めんどくさかったんだよね」







。。。。。







信じてもらえないかもしれませんが、わたし本当に、アート君は楽しんで調べていると思っていたんです。まさかめんどくさかったとは。そりゃ必要ですよね。



アート君、大変失礼いたしました。